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知ってるとちょっと得??花を長持ちさせる、花の水揚げ「その他の方法編」

前回のブログでは、

 

お家でできる簡単かつ本格的な水揚げ方法

 

をご紹介しました。

 

「水切り」「湯揚げ」は中心となる水揚げ方法ですが

植物の種類によっては適した方法が数種類あります。

 

今回はその他の水揚げ方法についてご紹介します。

 

フラワー

 

 

逆さ水

 

主に葉っぱものに対して行う方法です。

 

 

枝物にも有効ですが、

花が咲いているもの、

蕾がついているものには適さない方法です。

 

 

 

花や蕾に直接水がかかってしまうと

ムレで花色が悪くなってしまったり、カビの原因になります。

 

 

この方法は、花や蕾のない枝やグリーンに有効な方法です。

 

 

 

名称の通り、植物を逆さまにして、水をかけます。

 

 

極端に冷たい水でないかぎり、

水道やホースの水を

直接ジャバジャバかけてしまって大丈夫です。

 

 

濡れた状態のまま新聞紙でくるみ、

さらに上から新聞紙の中に水を入れるようにかけます。

 

 

 

茎を少し切り、水の入ったバケツに入れる。

 

 

とっても簡単ですが、葉物には効果のある方法です。

 

 

葉の裏からの蒸散を防ぐ目的があります。

 

 

夏場は特にですが、

濡れた状態のままだと蒸れの心配があるので

長期間この状態にはせずに、

水が上がった事を確認したら、早めに水分を取り除きましょう。

 

 

 

アイビーや葉の薄いグリーンは、これでかなり変わってきます。

 

 

 

 

深水

 

 

こちらも簡単な方法です。

 

 

 

細い茎の植物が、

水が下がって首が曲がってしまった時に効果的な方法です。

 

 

 

植物が折れないように注意して、

曲がった首をまっすぐに固定するように新聞紙で少しきつめに巻きます。

 

 

 

茎を水切りし、水をはったバケツに入れます。

花首の手前くらいまで深く水に入れて40分から1時間程度休ませます。

 

 

 

水が上がったら、新聞紙を外します。

曲がった首がシャンとまっすぐになっていたら成功です。

 

 

くたくた感が激しい時は湯揚げと合わせて行うとより、効果的です。

 

 

古くなって寿命が近い、弱った状態の場合は効果が得られないかもしれません。

 

 

曲がってしまったガーベラや、マトリカリアなどの草花におススメです。

 

 

水折り

 

バケツに水をはり、水の中に茎を入れ、

水中で茎を手でバキッと折る方法です。

 

 

 

 

余談ですが、

初めて花屋でこれをしている先輩を見た時、衝撃的でした。

 

ハサミがあるにもかかわらず、手でバキバキおるなんて!

 

 

。。。。。先輩、機嫌、、悪いのですか??

 

 

 

と思いました。

 

 

でもこれは花の種類によっては効果的な方法で、

ちゃんとした水揚げ方法の一つです。

 

 

ハサミを使わずあえて手で折ることで、

断面にささくれをつくり、水を吸いやすくするのです。

 

 

 

折ったあと、そのまま水につけておくのが理想ですが、

違う容器に移す場合は、なるべく空気にさらさないよう注意が必要です。

 

 

 

この方法は適した植物のみ有効で、菊、リンドウに効果的です。

 

 

 

 

割る

 

これはご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

こでまり

 

花屋さんで枝物を購入すると教えてくれる事もありますが、

枝の根本にハサミで十文字に切り込みを入れる方法です。

 

 

十文字に切断する事で

水の吸う面積を広くして水上げを良くする方法です。

 

 

 

枝物は大きく太い立派なものほど水を吸い上げる力が強く、

細い小枝ほど吸い上げる力が弱い傾向があります。

 

小枝ほどしっかり水揚げをしてあげましょう。

 

 

 

枝物以外でも、水が上がりにくい植物に有効な方法です。

 

クリスマスローズも割ったほうが水上がり良くなりますよ。

 

 

叩く

 

割る、と似ていますが、

 

こちらは茎の先端をハンマーで叩いてほぐす方法です。

 

細い枝物や茎の堅い植物に有効です。

 

茎の先端の繊維をほぐす事で吸収できる断面を増やします。

 

ヒペリカム、スモークツリー等に有効です。

 

水がしっかり上がった後は切り戻しても大丈夫です。

 

 

剥く

 

枝が太く、割るのが難しい場合や、特に水上がりの心配な植物に有効です。

 

ナイフを使って茎の表面の皮を削るように剥きます。

表皮近くにある導管をむき出しにし、水の吸いあげを良くする方法です。

 

水に入る吸い上げ部分のみを削る事がポイントです。

 

ビバーナムや紫陽花に有効です。

 

紫陽花

 

薬剤を使う

 

ミョウバン、アルコール、酢、水揚げ剤など、

薬剤や液体を使って水揚げする方法です。

 

 

 

紫陽花の水揚げにミョウバンを使うのが有効的なのはよく知られていると思います。

斜めにカットした切り口から、綿のような繊維を取り出し、茎の外側の皮をむきます。

 

 

 

その切り口にミョウバンをすり込みます。

切り口にミョウバンを付けることで、維管束内の水の通りが良くなります。

 

 

 

紫陽花の他にも、水が上がりにくい枝物にも良いようです。

 

 

 

その他にもハッカ油、酢、アルコールなどに茎を数秒浸けてから水に入れる方法がありますが、

これはどれも抗菌作用によりバクテリアの繁殖を防ぐ事で水が下がるのを抑えていると考えられます。

 

 

 

市販の水揚げ剤、切り花延命剤を利用する事でより、簡単に水上がりを良くする事ができます。

 

 

 

ひと手間で全然ちがう!

 

 

 

3回に分けて水揚げ方法を書きました。

 

 

案外沢山の方法があるんだなーと再確認。

 

花の状態や種類で使い分けができると素敵ですね。

 

 

 

葉をとったり、茎を切ったり、お湯を用意したり、

少し手間がかかりますが、慣れるととても簡単ですし、

個人的に私はとても楽しい、好きな時間です。

 

 

 

お花がみるみる綺麗になって元気になって、

なにより花もちが驚くほど変わります。

 

 

 

花屋さんですでに処理している場合が多いですが、水上がりがイマイチな時や、

庭に咲いた花を室内で飾りたい時に、是非試してみて下さい。

 

 

 

 

 

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